お互いに認め合える環境・コミュニティを目指す日本医療アセスメント協会は、関わる方が職場でもこういった環境作りを目指せることを目標の1つとしています。

 

当会と関わる方が、職場でも尊重してくれる人と触れ合える環境作りができるよう、お力になれると幸いです。

 

 

 

病棟での会話、院内での会話で経験することはありませんか?

話は聞いているのに、状況が見えてこないという場面に遭遇したことはありませんか?

 

上司や部下との話内容が抽象的で、具体的にどうしたら良いのか、何を求めているのかが分からず板挟みになったり、

主治医に確認事をした際の返答が、言葉が少なく具体性がはっきりしなかったり。

 

 

【メタ・モデル】歪曲、削除、一般化

人は、話を聞いて情報を取り入れたり、持っている知識を発言して外部に発したりするとき、無意識に歪曲・削除・一般化をしています!

 

■歪曲:見聞きした事実に、自分の解釈が混ざる。情報の捻じ曲げ。

■削除:伝えるべき情報から、大事な部分が抜け落ちる。「このくらいは知っているだろう」という情報を相手に伝えない。

■一般化:一部を全体と捉えている。医師はそれぞれ個性があるにも関わらず「医者ってさ」とひとまとめにした発言が聞かれる。

 

 

現場で聞く曖昧な言葉(メタ・モデルの例)

「みんな忙しすぎます」
「前からずっとそうでした」
「どうせ言っても無駄ですよ」

こういった発言には、メタ・モデルが含まれています。

 

問いを変えることで景色が変わる!(メタ・モデルの質問)

●「みんな忙しすぎます」
この発言には、『みんな』という一般化した言葉が含まれています。

ここでメタ・モデルの質問をすることで、曖昧さが解消されることがあります。
例)みんなって、例えば誰でしょう?

 

●「どうせ言っても無駄ですよ」
この発言には、無駄と感じた場面での捉え方に、情報の歪曲や削除が含まれているかもしれません。

ここでメタ・モデルの質問をすることで、どういった場面で無駄と感じたのかを知るきっかけになることがあります。
例)無駄と感じた出来事は、どんな場面でしたか?

こういった質問が、相手の発言に歪曲・削除・一般化が含まれている時に、相手の考えを掘り下げることに役立つことがあります。

 

 

部下や後輩にメタ・モデルの質問をする際の注意点

メタ・モデルの質問をした際に、相手がイヤな顔をするようであれば詰問になっている可能性があるため、注意が必要です。

 

メタ・モデルの質問は、回答の良し悪しを判断するものではなく、相手を理解するための視点として活用することが大切です。

 

質問ではなく詰問と感じられると、ラポール(信頼関係)を切ることになりかねないため、その後の指示や提案が通りにくくなる可能性もあります。

 

相手への理解を深めること、相手への興味の姿勢を示すことにメタ・モデルを活用し、マネジメントやコミュニケーションの質を高めるきっかけにしていきましょう。

 

無意識に行っている歪曲・削除・一般化の表現を紐解くことで、良い現場作り、チーム力の向上、管理者としての評価を高めることにも繋がっていくことでしょう。

 

 


 

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