思った通りにいかなかったり、努力が実らなかったりして、気持ちが落ち込むことってあるかと思います。
そんなときって、どうしたら良いか分からなくなったり、気持ちの整理がつかずに何も前進できなくなったりということもありますよね。
好きなことをしたり、綺麗なものを見たりして気持ちが落ち着いたかと思ったら、また悩みで頭を占領されたり・・・

そもそも挑戦して変わろうとしたこと自体が間違いだったんじゃないか、なんて思うことも。
そんな一見間違いだったかもと思うことが、思わぬところでリソース(資源)になったり、今の彷徨う気持ちを一変させる糸口を見つけたりすることはできます!
ここでは、SCORE Model(スコア・モデル)という分析フレームワークを活用していきます。
問題に振り回されず、解決志向で全体像を把握することができるワークです。
気持ちのやり場がなくなり悩んでいたり、これからどう動けば良いのか分からなかったりという悩みを解消するきっかけになります。
なんだか辛くて前の方が良かったかも… という不意に湧いてくる感情を取り除くことにも繋がります。
SCORE Modelの説明
SCORE Modelは、床に設置した5つの要素を行ったり来たりすることで、1つの要素に入り込み、その場所だけにどっぷりと浸かることで、各要素を分解して考えられるよう設計されています。

5つの要素は大きく分けて「問題となる要素(S:現状、C:原因)」と「解決となる要素(O:アウトカム、R:リソース、E:結果)」の2つに区分して考えます。
ここで、各5つの要素の説明を行います。

各要素は、1つの要素に入り込んで考えるため、その間他の要素のことは考えずに、1つの要素にどっぷりと浸かり、考え、感じます。
空間アンカーの効果を使い、それぞれの要素を分解して解決の糸口を導き出します。
(※空間アンカーについては別途解説)
●S(Symptoms):現状
S(現状)は、今起こっている問題、困っていることについて考える場所です。
例)
▪努力して試験勉強したが実らず、これからどうしたら良いか分からない。
▪決意して転職したが、前の方が良かったのかと悩んでしまう。
▪挑戦したが上手くいかず、そもそも挑戦なんてしない方が良かったと感じている。
●C(Cause):原因
C(原因)は、現状を生み出している原因や背景のことです。
例)
▪試験勉強のやり方が合っていたか分からないこと。勉強時間の確保が難しかったこと。
▪転職活動をしたこと。転職を決意したこと。転職前の状況に耐えられなかったかた。
▪挑戦する前の状況を変えたかったから。
●O(Outcome):ゴール、アウトカム
O(アウトカムは)、問題が解決した望ましい状態のことです。
例)
▪これからの行動が明確になり、どうしたら良いかハッキリする。
▪今の状態が間違いじゃないと確信する。当時の状況が続くより今が幸せと感じられる。
▪挑戦したことが今の、そして未来の自分にとってプラスになっていることを感じられる。
●R(Resource):資源
R(リソース)は、現状とアウトカムのギャップを埋め、問題を解決するためにすでにあなたが持っている資源、活用可能な力などです。
例)
▪仕事終わりの〇〇をする時間を使うことで、勉強時間の代用になる。学生時代に単語帳を作るのが得意だったので、今の勉強でも再現することで休み時間にサッと見直すことができそうだ。
●E(Effect):結果、影響
アウトカムを達成したことでどんな結果が得られるか、その先の未来。
問題を解決したことで得られる、二次的・三次的な効果。
例)
▪効率的な勉強ができるようになった、不安なく、負担なく確実に合格する自信を持つことができる。合格することができる。
SCORE Modelの体験
ここからは、SCORE Modelの手順を説明していきます。
もし可能であれば、SCORE Modelを体験したことがある人にガイド役をお願いして読み上げてもらい、その質問に対してじっくりと考えてください。
その方がグッと効果が高まります!
もし周囲にガイド役をお願いできる人がいなければ、これから説明する手順で、ご自身でしっかりと入り込んで考えてみてください。
では始めていきましょう!
SCORE Modelを行う際は、他の要素のことを考えずに、その瞬間に入り込んでいる要素だけを考えてください。
①準備
ではまず、5枚の紙や付箋に各要素の名前を書いてください。それぞれの名前を書いたら床に紙を並べてください。

正面に向かって左が過去、右が未来となるよう、タイムライン上に[C:原因]→[S:現状]→[O:アウトカム]→[E:結果]と並べます。
そして、タイムランから外れた位置に[R:リソース]を置きます。
②[S:現状]の位置へ
準備が出来たら、[S:現状]の位置に入ります。その際に、身体の向きは未来の方向を向くよう、現状からアウトカム・結果の方向を見るように立ちます。
では、
・どのような問題が気持ちを彷徨わせていますか?
・何が現状の問題と感じていますか?
他の要素は考えずに、現状の感覚だけを感じてください。
少し時間を掛けても構いませんので、どっぷりと現状に入り込んでください。
③[C:原因]の位置へ
では、[S:現状]の位置から後ろに下がって過去に向かい、[C:原因]の位置に入ります。
・現状の問題を作り出したものは何ですか?
・何があったから、現状を辛いと感じているのでしょう?
・何が起こったことで、現時点で気持ちが彷徨っていますか?
少し時間を掛けても構いませんので、どっぷりと原因に入り込んでください。
④[S:現状]に戻る
[C:原因]の位置から未来の方向に前進し、[S:現状]に立ちます。
④までは問題について考えてきたため、少し嫌な感じがしたり、暗い気持ちになったりしたかもしれません。
次の⑤の位置からは、問題を解決した未来に目を向けるため、明るくポジティブな気持ちで入り込んでいきましょう!
⑤[O:アウトカム]の位置へ
では、[S:現状]からさらに未来の方向に前進し、[O:アウトカム]の位置に立ちます。
・現状の問題が解決された、望ましい状態を考えてください
望ましい状態をイメージできたら、次の質問に答えてください。
その望ましい状態をイメージすると、そこでは
★何が見えますか?(どんな人や景色が見えますか?)
★何が聞こえますか?(人の声、物音など、どんな音が聞こえますか?)
★何を感じますか?(どんな感情になりますか?どんな感触がありますか?)
他の位置の要素は考えずに、アウトカムの感覚だけを感じてください。
時間を掛けて構いませんので、どっぷりとアウトカムに入り込んでください。
⑥[R:リソース]の位置へ
次に、タイムラインから外れて[R:リソース]の位置で、タイムラインの方向を向いて立ちます。
では、
・原因や現状を変化させ、先ほど入り込んだアウトカムを達成するリソースをイメージしてみましょう。
リソースは、アウトカムを達成するための資源、人脈、お金、環境、行動、能力など、現状を変えてアウトカムを達成する上で武器になりそうなものと捉えてください。
大きなものでも構いませんし、「こんなものでも役立つかな?」と思う小さなことでも、イメージできたものは何でも挙げてもらって構いません。
タイムラインを眺めながらでも良いですし、想像を巡らせてください。
十分に入り込んだら次に進みます。
⑦[O:アウトカム]の位置へ
では、タイムライン上に戻り、未来の方向を向いて[O:アウトカム]の位置に立ちます。
再度アウトカムに入り込んで、問題が解決した望ましい状態をイメージしてください。
イメージできたら次の質問に答えていきましょう。
その状態をイメージすると、そこでは
★何が見えますか?
★何が聞こえますか?
★何を感じますか?
⑧[E:結果]の位置へ
それでは、アウトカムから未来に前進して[E:結果]の位置に立ちます。
・アウトカムを達成したら、その後の自分自身にどのような良い影響がありますか?
・問題を解決したことで、どのような二次的・三次的な効果がありますか?
アウトカム達成後に繋がる結果について、想いを巡らせてみましょう。
⑨必要な位置へ
現状の問題に対して、これまでと違った見方ができるまで、必要と感じる位置に繰り返し入ります。
[S:現状]の位置に再度入り込みますか?
[C:原因]の位置に再度入り込みますか?
[O:アウトカム]の位置に再度入り込みますか?
[R:リソース]の位置に再度入り込みますか?
[E:結果]の位置に再度入り込みますか?
ここの位置はもう1度入り込んで、その感覚にどっぷりと浸ろう!と感じる位置に、何度でも入り込んでみましょう。
必要と思うどの要素に何度でも構いません。
⑩最後に[S:現状]の位置へ
では最後に、未来の方向を向いて[S:現状]の位置に立ちます。
[S:現状]の位置から、[O:アウトカム]を見てください。
現状から、アウトカムを達成した自分自身の姿を、イメージが強化されるまでしっかりと見てください。
SCORE Modelのガイド
SCORE Modelの体験、お疲れさまでした。
初めての体験だったり、1人で読み上げて進む体験だと、難しく感じたかもしれません。
しかし慣れると問題解決のリソース発見も質が高まっていきます。
問題に対して違った見方ができるまで、何度もSCORE Modelのワークを繰り返し体験していきましょう。
もし可能であれば、SCORE Modelの経験があるガイド役にお願いしてみると、より高い効果を得られるでしょう。
もちろん1人のワークでも、やる程に質が高まっていきますので、各要素に何度も入り込む体験を繰り返していきましょう。




